「異邦人気分で裏浅草を歩く」(東京ディープな宿の見出しから)
直近の施設更新: 2011年03月31日
建物落成: 1950年
創業: 1950年
確認: 2022年6月11日
- 昭和25年の建築がそのまま生き、現在は外国人バックパッカーを主顧客とする下町旅館。一泊3,000円。2人~4人収容の和室が合計9室。グループなら部屋単位で泊まれる公算が高いが、繁忙期の一人客は相部屋になる場合あり。
- 一時は外観がだいぶ汚れてアブナイ雰囲気になっていたが、2011年春に大規模改修が実施されて面目を一新。
- [レンタサイクル]宿泊客用のレンタサイクル3台あり。無料(保証金5,000円を預けて利用する)。
- このホテルは「東京ディープな宿」by 泉麻人に掲載されています。
- 昭和40年代までは出稼ぎ労働者や行商人、旅芸人の宿として繁盛。高度成長期の終焉とともに浅草の活気の衰えのあおりで休業したものの建物は温存されており、平成に入ってから海外からのバックパッカー向けを主眼に再開業して人気を獲得、現在に至っている。
- 2011年3月11日の東日本大震災はまさに大規模改修・耐震工事の完成当日で、工事をしていなければ屋根瓦の落下などで大きな被害が出た可能性が高かった(間一髪大きな被害を免れた)とのこと。(工事を担当した工務店のブログ)
- (上の写真)2008年6月撮影。屋内は完全禁煙のため玄関先でタバコを一服している外国人宿泊客。lまさにレトロ、まさに「ディープな宿」を絵に描いたような光景ではありました。
- (下の写真)2011年春の大規模改修後も建物自体はそのままですが、外観モルタルの再塗装、屋根瓦のカラー鉄板屋根化などでかなりフレッシュさを取り戻しました。2015年3月撮影。
右奥の茶色のビルは、もとはラブホテルだった建物を改装した「カオサン東京ラボラトリー」。