終了:1982年頃
確認: 2017年6月 7日
- 江戸時代から続いた品川宿で名高い旅籠「相模屋」(通称・土蔵相模)がルーツ。高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文など幕末の志士たちが密議をした妓楼として歴史的に有名。この建物は戦前まで貸し座敷「相模楼」として存続。当時の再現模型が品川区立品川歴史館に展示されている。
- 戦後、建物は木造モルタルに改築され「さがみホテル」として1982年まで営業。川島雄三監督、フランキー堺主演映画『幕末太陽傳』(昭和32年)において、ファーストシーンに当時の「さがみホテル」の建物の実景が映される。このころまで界隈は赤線地帯として知られていた。(昭和33年赤線廃止)。映画では江戸時代の旧・相模屋を忠実に再現したセットが使われている。
- 現在は1階にファミリーマート北品川店が入るマンション「ニックハイム北品川」になっている。
- 裏手(海側)徒歩1分の角にある古色豊かな建物=レストラン「居残り 連」として営業=は、『幕末太陽傳』の元ネタである落語「居残り佐平次」に登場する鰻の名店「荒井家」跡。
- 「土蔵相模」あとのマンション「NICハイム北品川」。
- この北側2軒先には「ウィークリーマンション品川」、南側10数メートルほどのところには「第2清美荘」がある。