104年ほど前に開業した施設です。

ホテル福田屋 / Hotel Fukudaya

渋谷道玄坂上・旧三田用水のほとりで1920年代から続く宿
 直近の施設更新: 2020年12月頃   建物落成: 1945年   創業: 1920年   確認: 2022年9月 5日 
ホテル福田屋
撮影:2010/9。現在はエントランスまわりがリニューアルされて雰囲気が異なる。
  • 1963年(昭和38年)、東京タワーができたころからの建物を改装しつつ営業、名前はホテルだが「旅館」の風情。全17室中13室が和室で残りは洋室。
  • 渋谷からは道玄坂を登りきった先、徒歩15分ほど。井の頭線の神泉駅を利用すればもっと近いが、谷底から丘の上まで坂を上る構図になる。
  • 基本的に日本旅館だが洋室もある。外国人を積極的に受け入れる旅館の団体「Japanese Inn Group」加盟。
  • 徒歩1分の交差点から旧山手通りを東南方向に進めば、沿道には「モンスーンカフェ」「カフェミケランジェロ」「代官山フォーラム」など、名だたる「代官山の人気店」が点在している。代官山散歩を楽しむには最高のロケーションかも。
  • ホテル福田屋ホームページによれば、同ホテル創業者は江戸時代、新潟で脇本陣(公家や武家向けの高級旅館)を営んでいた家の生まれで、大正初期に独立して東京浅草で旅館を開業。1923年(大正12年)の関東大震災により焼失後は現在地に拠点を移し、以来現在まで続いているとのこと。
     現在の建物は、戦後すぐ建て直した部分(築60年)と昭和39年(1964年)に、戦前からの建物を建替えた「新館」から成り、その後はいずれも昔の建具などを生かしながら順次改装して使っているという。
  • エントランス部分は2020年以降(正確には未確認)にリニューアルされ、レトロというより和モダンな雰囲気に生まれ変わっている。
  • 渋谷駅方向からは、道玄坂を上りきって大きな交差点を渡り、歩道橋の右側の路地に入ってすぐ。Y字型に路地が分かれるちょうどその場所が福田屋。両側が道路で建物が隣接していないため、客室の採光はよさそうだ。
  • ホテル脇を右側にカーブしていく細い道は、江戸時代につくられて1920年代まで地上を流れていた「三田用水」の跡。笹塚近辺で玉川上水路から分水された水路が、台地上のなるべく高い部分を伝って東北沢、渋谷(大坂上)、中目黒から恵比寿(「三田1丁目、2丁目」があるのはこのせい)、大崎方面まで伸びていたが1974年廃止。
  • 上記の写真撮影地点あたりから真後ろをとったところ。まさに大都会の幹線道路沿いの雰囲気丸出しといった感じ。
ホテル福田屋側から見た大通り
ホテル福田屋側から見た大通り
撮影:2010/9
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