終了:2006年頃
確認: 2016年11月16日
- 建物は立派だが閑静な裏通りに立地。最寄り駅は千代田線の根津。
- 住所は文京区に属するが上野不忍池のすぐ北側。上野近辺で落ち着いた宿を探すならおすすめ(だった)。
- 地域雑誌「谷中・根津・千駄木」販売店(だった)。
- 2006年2月末日までで営業を終了。跡地はマンション「ザ・ライオンズ上野の森」となっている。
- JRグループの前身である「日本国有鉄道」の共済団体「日本鉄道共済組合」の組合員向け福利厚生施設として設立された保養所・会館。名前は「弥生式土器」で有名な文京区内の町名「弥生」にちなんでいる(らしい)が、その後全国各地に同様の施設がつくられた際にも「弥生会館」の名前が踏襲された。
国鉄民営化後は「仙台弥生会館」「東京弥生会館」「芝弥生会館」をJR東日本が引継ぎ、札幌、名古屋、大阪、京都、小倉の弥生会館はそれぞれ各地元を管轄するJR各社(北海道・東海・西日本・九州)の管理となった。
多くはその後も継続して運営されていたが、2016年現在、宿泊施設として残っていたのは旧・札幌弥生会館(1996年「さっぽろ弥生」に改称)のみだった(その後2021年8月末に閉店)。
なお、港区の「芝弥生会館」は別名「シーサイドホテル芝弥生」として長らく健在だったが、2016年7月末まで営業終了、跡地は周辺の建物もあわせた複合機能型の再開発エリア「ウォーターズ竹芝」に生まれ変わった。その一角に位置するホテルとして、ほぼ芝弥生会館に跡地にあたる位置にJR東日本系の「メズム東京」が開業している。国際ホテルグループ「マリオット」のブランドである「メズム」を冠しての登場で、「弥生」の名は継承されなかった。
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