さまざまな職業の制服、時代設定にあわせたレトロな衣装など、エキストラは現場で用意されている衣装を着て撮影に臨む機会が多々あります。
そういうときエキストラにあてがわれる衣装は、大小いくつかのサイズが用意されてはいても在庫に限りがあるし、人の体形は千差万別。概して「いまいちサイズがあっていないものが渡される」ことも多いもの。
そういうとき、持ってると役にたつのが、直径6cm程度の「リングゴム」。
普通に100円ショップなどで買える安価な商品で、本来は主に女性が髪を束ねる用途のモノですが、男性も(できれば手足ぶん4本ほど)持っていると安心。
本質的にはただの「輪ゴムの太いやつ」なので、「手回り品をまとめる」「持ち帰りの弁当を袋ごと縛る」など、ちょっとした用途にいろいろ使えたりもしますが、特に役立つのがこの「大きすぎる衣装への対応」用途。
使い方は単純、足首や二の腕にこれを1本通して「大きすぎるズボンの裾」や「長すぎるシャツの袖」を折り返して止め、ちょうどいい長さに調整します。
※長時間そのままにしていると、ゴムが手足に食い込んで痛くなったりすることがあります。あくまでも応急処置とお考えください。
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※まくった袖を止める用途には、専用のちょっとおしゃれな「アームバンド」(これも簡素なものは100円ショップでも見かける)も使えますが、現場で片方だけなくしたり落としたりしがちだし、他の用途への使いまわしもあまりきかず、さらに少し重かったりするので、あんまりおすすめはしません。