エキストラ用語帳/食生活

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<はじめに>(から抜粋)
 エキストラは「映像製作業界真っただ中」に足を踏み入れるわけで、そこでは一般人には意味不明な業界コトバがスタッフ間でびゅんびゅん飛び交っていたりします。

 インターネット等での一般公募エキストラは「初心者のみなさん」という前提で接してもらえるのが普通ですから、あらかじめそうした業界コトバを知ってる必要は特にありませんが、「知っていたほうが楽しめる」面はあるでしょうし、エキストラ事務所からの派遣の場合には、ある程度は知っておいたほうがよいコトバもあります。

 というわけで、知ってれば知ってるだけ楽しめるかもしれない「用語集」のページを作ってみました。 随時追加・訂正していく「つもり」ですので、折々ご参照いただければ幸いです。

  • ロケ弁
  • ケータリング
  • ポパイ
  • メシずみ
  • バラメシ
ロケ弁
「魂萌え!」のロケ弁その1  ロケーション撮影現場で出されるお弁当。特殊なお弁当というわけではなく、ロケ現場近隣、もしくはロケ隊の出発地に近い一般の弁当業者などから調達される、いわゆる普通の「仕出し弁当」が多い。
 とはいえスタッフは連日、三度三度の食事がロケ弁ということもあるため、なるべく毎回変化をもたせる工夫もよく行わており、珍しい趣向のお弁当が提供される場合も多い。
ケータリング
「さくらん」ロケ地の天ぷらうどん冷めた仕出しお弁当ではなく、ロケ現地で大なべで暖めるなどの仕上げ調理を施して供されるスタイルの食事の通称。ロケ専業のケータリング業者も複数存在する。
メインの食事は仕出し弁当だがスープ/味噌汁などだけ暖めて供される、といった場合もある。
ポパイ
「ポパイ」「おにぎり2個とたくあん、鶏唐揚またはゆでタマゴ」という構成の、定番的な朝食ロケ弁。名前の由来は、このタイプの朝食弁当を作っているお弁当業者の店名。
 エキストラにも早朝集合ロケの場合などには支給されるが、必ずもらえるというものでもないため、
・一応おなかをすかせた状態で集合するが、朝食が支給されない場合にそなえて、カロリーメイトなど保存食系の携帯食も自前で持参。
 ......のようなかたちで自衛(?)しているベテラン・エキストラも多い。(集合時刻が6時台以前かどうかが一応の分水嶺)
メシずみ
食事をすませて集合、という指示。たとえば「集合時刻は午前11時台だが、昼食は出ないので先に済ませてきてください」といった趣旨。その他一般に食事のことは「メシ」と短縮して呼ばれることが多い。
バラメシ
いったん解散し、各自その付近の飲食店などで食事すること。撮影スタジオ内での食事はこのパターンが多く、その場合は自費が原則。
「ロケ弁をくばるべきところ、足りないためエキストラはバラメシ」というような場合は食事代が支給されるケースもある。