終了:2002年頃
創業: 1951年
確認: 2016年7月10日
- 桜の名所・千鳥ケ淵のほとりで昭和26年(1951)から営業していた171室のホテル。 都内屈指の眺めの良い立地に、当初はGHQの要請で外国人向けホテルとしてオープンしたという。
- 松任谷由美のアルバム「REINCARNATION」収録曲「経(ふ)る時」に歌われているティールームは、このホテルにあった「ブラスリー・ドゥ・ラ・ヴェルデュール」がモデル。
- 毎春、桜の開花時期になるとホテル前は花見客でにぎわい、ホテル従業員がテーブルを出してお茶を振舞ったりしていた。また、例年、桜の開花を告げる3行広告をホテルの名義で出していたという。
- 施設老朽化で営業継続を断念、2002年1月27日に閉館。跡地は現在、「パークマンション千鳥ヶ淵」になっている。
- 運営主体は銀座5丁目のファッションビル「銀座コマツ」がメインの会社「小松ストアー」。もとは百貨店が本業で、副業としてこのホテルを経営していた。
下記は同社公式ブログでのフェヤーモントホテル」についての記事。↓
たくさんの「時」を刻んだフェヤーモントホテルの柱時計はKOMATSU BARに
見出しにある通り、ホテルに置かれていた柱時計は現在は銀座コマツ西館内にある会員制バー「KOMATSU BAR」に健在とのこと。