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- 近隣で今も営業中の日本旅館:旅館 山水荘
終了:2015年頃
確認: 2024年8月12日
- この記事は、かつて存在した(いまは残っていない)旅館について記述したものです。
- JR五反田駅西口徒歩5分、目黒川を渡ってすぐの川べり、2000㎡もの広大な敷地を占めていた日本旅館。
- 創業は戦前(大正時代とも)で、閉業時の経営者男性→妻(海老澤きよ さん)のあとを継いだ3代目の海老澤佐妃子さんが、1975年12月実母・きよさんの他界以降跡を継ぎ、2010年代まで経営を続けていた。 が、建物の老朽化、経営者本人の高齢化、後継者がいないこと、客を装って近づいては土地の売却を勧誘する不動産関係者に嫌気がさしたこと......等の事情で2015年3月に旅館を廃業。
- 2017年初頭、佐妃子さんが体調を崩して長期入院したのと時を同じくして、佐妃子さんのなりすまし女性を立てた「地面師」グループが暗躍を開始。積水ハウスから55億円以上をだまし取る超大型詐欺事件が発生した(後述↓)。
- 2017年6月ごろの海老澤佐妃子さん没後は、異母弟2人が名乗り出て敷地を相続、「旭化成不動産レジデンス」に売却。同社により30階建てのタワーマンション「アトラスタワー五反田」が建設・分譲されて現在に至っている。
「積水ハウス地面師詐欺事件」について
- 2017年6月、五反田の一等地をめぐる「地面師」による詐欺で積水ハウスが土地売買代金55億円余りをだまし取られる事件が発生。その舞台となったのがここ海喜館(の跡地)であった。
事件の経緯は当時多くの報道がなされたほか、ノンフィクション書籍「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社 森功)に詳細にまとめられている。
また、この事件を題材にした小説「地面師たち」(集英社文庫 新庄耕 著)も話題となり、2024年7月にはNetflixシリーズ「地面師たち」(配信用オリジナルドラマ)が製作・配信されて大好評を博している。
この「地面師たち」では舞台となった物件が「港区高輪台付近の古い寺院の敷地」にさしかえられているものの、「一人暮らしの女性地主」という設定は踏襲されていた。 - 「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社 著者:森功)
Amazon 楽天ブックス - 小説「地面師たち」(集英社 著者:新庄耕)
Amazon 楽天ブックス - 続編小説「地面師たち ファイナル・ベッツ」(集英社 著者:新庄耕)
Amazon 楽天ブックス - Netflix>「地面師たち」(視聴にはNetflixへの入会が必要です)
・監督:大根仁
・出演:綾野剛、豊川悦司、北村一輝、小池栄子、ピエール瀧、染谷将太、池田エライザ、リリー・フランキー、山本耕史 ほか
[おすすめ]現代ビジネス>書籍『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』ダイジェスト
第1回「あの積水ハウスが50億円以上だまし取られた...! 衝撃の『地面師詐欺』の語られなかった真相」
第2回「あの積水ハウスが50億円以上だまし取られた...! 暗躍した2人の『スター地面師』の正体」
第3回「不動産業者、銀行員、デベロッパー社員必読! 積水ハウスをだました地面師グループの詳細な手口」
第4回「積水ハウスはなぜ詐欺のターゲットにされたのか? 大物地面師2人の生々しい謀議を再現する」
第5回【衝撃の地面師事件の真相】積水ハウスは地主本人からの警告書を「怪文書」と見なしてスルーした」
第6回「仲介業者の住所は『元衆議院議員』の事務所!? 謎が謎を呼ぶ積水ハウスの『巨額地面師詐欺事件』」