- てんやわん屋[和食]...ホテルすぐ隣の居酒屋&定食屋
直近の施設更新: 2024年03月03日
建物落成: 2023年
創業: 2024年
確認: 2024年4月15日
- 東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅、JR総武快速線「新日本橋」駅(両駅は地下道で直結している)より徒歩5分ほど。その他都営浅草線「日本橋」、JR「神田」、日比谷線「人形町」「小伝馬町」なども徒歩圏。
- 客室はツインルームが12、スイートもある由。
- 83.47㎡(25坪)のコンパクトな敷地に建てられた9階建ての新築ビル。隈研吾の事務所出身の一級建築士2人(夫妻らしい)が起業した「(株)小大建築設計事務所」が設計を担当。
設計者のコメント:隣接したビル群の建築がひしめき合う密集地で敢えてバルコニーをつくり、開放的なホテルを設計しました。 - チェックイン15:00~24:00(門限に注意)、チェックアウト~11:00
- すぐ西側に「ヴィラフォンテーヌ東京日本橋三越前」が細い路地を隔てて隣接している。(出入口はまったく離れている。)
- 狭小な敷地のためレストラン等の施設はないが、ホテルのすぐ隣に和食処「てんやわん屋」があってちょっと心強い。ランチタイムと夜に営業。
徒歩5分の「三越前」駅周辺に出れば、4棟ある複合再開発ビル「コレド室町」などを中心に飲食店は多数ある。 - 駐車場なし。
- [土地の来歴] 敷地が狭いといえど鉄骨造り9階建てのホテルとなれば強度に問題はなさそうに思えるが、ホテル敷地は江戸時代から明治にかけて「西堀留川」が南北に通っていた場所にあたる。現在の道路は堀のちょうど中心にあたり、それより東側には「小舟河岸」、西側の河岸は「米河岸」と称する荷揚げ場があったようだ。また、南端(江戸橋に合流する位置)に「荒布橋」、堀の途中に「中ノ橋」がかけられていた。
- ホテルのすぐ正面に「竺仙(ちくせん)」と染め抜かれたのれんがかかった商店がある。これは天保13年(1842年)創業の和服の名店「竺仙(ちくせん)」の本店。質素な店構えだが全国各地の和服店や通販で江戸小紋、浴衣を中心とした商品を手広く扱っている。来店は予約制なのでご注意。
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- このホテルが取り上げられている雑誌・書籍:
・月刊誌「Pen」2023年9月号(amazon.co.jpで見る)
WEB版記事:制約をポジティブに捉えた、都心の狭小縦長ホテル【今月の建築ARCHITECTURE FILE #11】
・「ホテル客室図面集」(商店建築社)(amazon.co.jpで見る)......〈CHAPTER2〉CASUAL STAYの一例として掲載されています。
- 建物諸元:(小大建築設計事務所サイトより引用)
住所:東京都中央区日本橋本町1-7-9
敷地面積:83.47 m2
建築面積:60.66m2
延面積:441.62m2
高さ:29.17m
階数:9階/ 14部屋
構造:鉄骨造(ブレース併用ラーメン構造)
建築設計・工事監理:小大建築設計事務所
構造設計:田中哲也建築構造計画
設備設計:ZO設計室
照明デザイン:大好照明
サインデザイン:鈴木哲生
1階アート:we+
施工:日向興発 - 建物自体は2023年6月23日・24日に「お披露目会」が開催されており、当サイトではこの日付を「落成日」として扱っていますが、開業時期は長らく「未確定」状態が続いていました。
このあたり、謎な状況だったため現地に立ち寄って確認したところ、「運営上重要な機器の不具合が発生したため、それを解消するまで開業を延期中」とのことでした。具体的なことは不明ですが、たとえばエレベーターに不具合があったとか(憶測ですが)、なにかしらそういった「新築開店のホテルに似つかわしくない」致命的トラブルに見舞われてしまったような雰囲気ではありました。