終了:2012年頃
創業: 1971年
確認: 2016年9月 4日
- 施設老朽化による改修費用コスト確保が困難、とのことで2012年12月31日チェックアウトをもって閉館。2014年春の時点では更地。
↓以下は営業していた時期の説明。 - 別名「NTT健保組合会館」NTTグループの中堅シティホテル&結婚式・宴会場(12室もある)。銀座も徒歩圏内だが、最寄り駅は都営浅草線の宝町(徒歩1分)。
- その他、東京駅八重洲口から銀座4丁目あたりの一帯が1km圏内におさまるため、使える公共交通機関は地下鉄4線+JRと多岐にわたる。
- 客室中6室は18畳の広い和室。
- 駐車場地上10台、宿泊者1,000円。先着順。
- 旧称「銀座・京橋会館」。現在の建物は1971年建設。当時は20mのプールを備えており、銀座のOLたちでにぎわったらしい。
- かつてのプール部分を改装、チャペルとバンケットを整備した結婚宴会場「アニエスガーデン」への工事が2003年9月1日に落成。地の利もあって、結婚式場としての評価は非常に良い。
- [周辺散策のヒント]ホテル前の通りを東に進んだ先は八丁堀方面。まっすぐ進めばクラシックな鉄橋「南高橋」に着く。道路橋としては都内最古の鉄橋で、東京都中央区民有形文化財。明治37年に作られた両国橋のパーツが再利用されたものだ。
- [周辺散策のヒント]最寄り駅である宝町駅前には東京駅八重洲口⇒日本橋方面への無料巡回バス「メトロリンク日本橋」のバス停があって気軽に利用できる。
- 銀座エリアの北東端に位置し、銀座の中心街からホテルに向かった場合、写真の広い通り「昭和通り」を渡ったむこう側に位置する。写真中央の白いビルが「銀座ラフィナート」。
撮影:2009/9
- 建物のすぐ前まで来てみると、3階までの低層階より上の階が張り出した、なかなか凝った構造になっているのがわかる。全体に横長な雰囲気で、客室面積の「ゆとり感」を想像させる。あまり高い建物に見えないが、じつは地上7階(地下2階)まである。
- すぐ面している通りの交通量は多いほうではないが、背面側に首都高速が走っているので、騒々しい車(たとえばパトカー)が通るときなどはちょっと騒がしいかも。
撮影:2009/9
- 入り口の壁に飾られているモニュメントは、「日本での自動電話交換発祥の地」(大正15年1月20日)を記念したもの。現在もNTT系のホテルになっているこの場所に、昔は「京橋電話局」があったことがわかる。
撮影:2009/9
- 2つ上の写真とは反対側から見た建物外観。江戸時代には写真右端付近で4つの運河が十字型に交差し、「白魚橋」「弾正橋」「真福寺橋」の3つの橋がかかっていたが、明治末ごろには堀のひとつが埋め立てられて「真福寺橋」は消滅。電話局がこの地にできたのはそれ以降らしい。堀を埋め立てた跡地を利用したのかもしれない。
現在、写真手前側には「新金橋」という橋があるが、橋の下を通っているのは水ではなく自動車(首都高速都心環状線が下を通っている)。この部分はかつての橋のなごりではなく、首都高速を通すために新たに架けられ、そう名づけられた橋ではないかと思われる。などなど、このへんになると不明点が多く、後日の宿題ということで......。
撮影:2009/9