YanaKenが関わった書籍のリスト

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No. 表題 著者名義 備考 発行元
01 1975 おならのブルース 早稲田大学漫画研究会 当時の早稲田大学漫画研究会の部員が分担執筆した、雑多な内容のジョーク本。同人誌的雰囲気がぷんぷんした内容。あまり売れなかった。 KKベストセラーズ・ワニの本
02 1975 ? いたずら魔 冒険グループ これも早稲田大学漫画研究会の部員で分担執筆したものだが、完全匿名で、内容もずっと統制感がある。
長期にわたってコンスタントに売れ、けっきょく20万部を越すロングセラーとなった。
KKベストセラーズ・ワニの豆本
03 1976 08 いじわる特許許可局 うさぎやトライアングル うさぎやトライアングル=えびなみつる、大川清介、かすやたかひろ、北森慎一郎(ぼくのこと)、さくまあきら、沼辺みみこ、堀井雄二=の7人による合作ギャグ本。「活字の世界の若手芸人たち」が放った記念碑的失敗作といったところ。 日本文芸社
04 1977 ? マンガの学校 早稲田大学漫研 新書「おならのブルース」が再編集されて「豆本」化したもの。売れゆきについては不明。 KKベストセラーズ・ワニの豆本
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1980 ? 「神奈川さわやか散歩」
「東京周辺日帰り行楽ガイド」
「東京周辺ファミリーハイキング」
ホリデーJOY編集部・編 とある編集プロダクションからスタジオ806 経由で入ってきた仕事で、プロダクション側が設定した散歩/ハイキングコースを実際に現地取材して確認の上で行楽ガイド本の記事にする......という、まあアルバイトみたいな仕事だが、けっこう面白かった。 山と渓谷社
08 1980 12 B&Bの愛しかた愛されかた B&B 学生時代のKKベストセラーズとの関係が復活。まず参加したのが人気漫才コンビ「B&B」名義のこのギャグ本だった。 KKベストセラーズ・ワニの本
09 1981 11 ミスター梅介のガッツな悪知恵 ミスター梅介 当時売り出し中の「法律漫談家」ミスター梅介のネタを元にしたギャグ本。法律に関する記述は意外に?マジ。 KKベストセラーズ・ワニの本
10 1982 01 B&Bと遊ぶ本 いたずらハイスクール<爆笑編> B&B 人気漫才コンビ「B&B」をネタにした「いたずらギャグ」本。内容はほぼすべてぼくと堀井雄二氏で書いたのだったと思うが、書いてる間にB&Bの人気が尻すぼみになり、あまり売れなかったらしい。 KKベストセラーズ・ワニの豆本
11 1982 06 オレたちネクラ族 さくまあきら、堀井雄二、柳沢健二、九十九一 週刊プレイボーイに書いたパロディ記事とともに、「ネクラ」という言葉を世に広めた本としてごく一部で?有名。
単行本企画そのものはさくまあきら氏の発案だったと思う。レイアウトが最低で、本の出来は恥ずかしい限り。
山手書房
12 1984 12 洋語講座 現代洋語研究会 K&K事務所→ジタン・プラネットという編集プロダクション経由の孫受けみたいな形で、いくつかの「洋語」の解説文を執筆。
このK&K事務所には、のち集英社・月刊PLAYBOYの仕事をご紹介いただくなど、大変お世話になった。
株式会社ワニブックス
13 1985 04 なるほど!ザ・ワールドの本 フジテレビ・編 同名番組の内容をもとに構成。K&K事務所経由の仕事で、全体の3分の1ほどのまとめを担当。インドネシアの影絵芝居の写真を提供。 フジテレビ出版
14 1985 09 賢女はいたずらが大好き―愛されるおちゃめな作法― シンデレラ・プロダクション 他のライターが執筆したものの出来が悪いとかで補作を依頼され、結果的には半分以上書かされたのだったと記憶している。 KKベストセラーズ・ワニの本
15 1985 ? マッチ棒の面白心理学 浅野八郎 クイズ、パズルの要素を加味した性格診断モノの単行本。
 著者名義は浅野八郎氏となっているが実質は監修者で、中身は「クイズ、パズルなどのアイデア物に強いライター」ということで依頼されてぼくがほぼ全部書くことになった。
 この本自体はそんなに売れなかったが、「性格診断モノ」は後にかなりのヒットシリーズとなり、以後、このテの単行本のゴーストでの原稿書き仕事が1990年代初頭まで続いた。
KKベストセラーズ・ワニの本
16 1986 03 秘密のテレホン遊び ―電話で仕掛ける100の悪知恵 テレホン面白倶楽部 実際の著者はぼくとイラストレーターのえびなみつる氏。本のカバー裏側に5人の「テレホン面白倶楽部」会員?が写ってる写真があるが、実はうしろの3人は当時の編集部員。
ある程度自分本来のカラーが出せた(気がする)という意味では楽しい仕事だった。
KKベストセラーズ・ワニの本
17 1986 04 元気いっぱい女を笑わす奴 パロディ・ギャングと水野良太郎 読者投稿ギャグ集。この本のどこにどういう原稿を提供したのかぜんぜん記憶にないが、いくつかアイデアを提供したらしい。 KKベストセラーズ・ワニの本
18 1986 06 元祖 所ジョージさんの 頭悪いんじゃないの? 所ジョージ フジテレビ「笑っていいとも!」の同名コーナーの単行本化。出演時のビデオをもとに構成。 KKベストセラーズ・ワニの本
19 1986 11 レディス・カオロジー 河口徹 日本人の顔を7つの類型に分類し、それぞれの性格について解説した本。姉妹書「メンズ・カオロジー」(著者自身が執筆)その他の資料を元に構成。 JICC出版局
20 1987 03 恐怖びっくり本 スマイルズJr. 「わななく舌」「黒い血液」など、おどろおどろしいタイトルでだじゃれ系ジョークを書く、みたいな傾向の本だったと思う。(手元にないんでよくわからんです) KKベストセラーズ・ワニ文庫
21 1987 07 天才ハンディ・ワープロ実例集―"書く・描く・創る"テクニック全公開 小山悟 ワープロ活用テクニックの本。当初全面的にぼくが書く予定だったのが時間的制約でテクニックの実例製作とイラスト描きがメインとなり、文章は編集部側で書いている。ゆえに著者名は偽名。 ビジネス・アスキー
22 1987 08 性格ゲーム第3集 浅野八郎 「マッチ棒の面白心理学」でとられた、
●複数の回答が導き出せるようなタイプのクイズ/パズルをぼくが考え、その結果について「心理学の見地から」著者が診断を加える(それをまたぼくが原稿化する)。
 という執筆システムによる(第1、第2集はそうではないが)ヒットシリーズ。以後第8集までつきあうことになる。
KKベストセラーズ・ワニの本
23 1988 07 性格ゲーム第4集 浅野八郎 心理テストもののゴースト第3弾。 KKベストセラーズ・ワニの本
24 1988 11 所ジョージさんの 頭がパァ~。 所ジョージ フジテレビ「笑っていいとも!」の同名コーナーの単行本化。出演時のビデオをもとに構成。 KKベストセラーズ・ワニの本
25 1988 12 クイズ一本勝負 わッ、はめられた! 金田一笑助とその一味 クイズの形式をとった一発ギャグネタの本。こういった本の通例通り、実際は複数のライターの共同執筆。この本で書いたネタがTVの深夜番組でそのままアニメ化されているのをたまたま見てびっくりしたことがあった。 KKベストセラーズ・ワニの本
26 1989 01 タモさん、トコさんの金言・格言 色紙でどうじょ! フジテレビ「笑っていいとも!」編 フジテレビ「笑っていいとも!」の同名コーナーの単行本化。出演時のビデオをもとに構成。 KKベストセラーズ・ワニの本
27 1989 03 性格ゲーム第5集 浅野八郎 売れ行き好調のため、このころこのシリーズの続編執筆が完全にスケジュール化されて続いた。 KKベストセラーズ・ワニ文庫
28 1989 07 性格ゲーム第6集 浅野八郎 上に同じ KKベストセラーズ・ワニ文庫
29 1989 12 ゆかいな心理学 無用の雑学知識 渋谷昌三 またしても心理学モノの仕事だが、著者は浅野八郎さんではなく、当時山梨学院大学助教授であった渋谷昌三先生。別の既刊著書や新たに書き起こしていただいた原稿をリライト。
2001年4月増刷で累計13万2千部のロングセラーとなった。
KKベストセラーズ・ワニ文庫
30 1990 01 性格ゲーム第7集 浅野八郎 さすがに第7集となるとネタも尽き、ぼくからはあまりオリジナリティのある原稿が出せなかったように記憶している。 KKベストセラーズ・ワニ文庫
31 1990 05 性格ゲーム第8集 浅野八郎 編集部の陣容がかわった直後。ひき続きこのシリーズの執筆を引き受けることになったものの、とにかく「心理パズルもの」の原稿は飽き飽きしてきていたころで原稿の出来は不調。けっきょくこのシリーズとの関わりはこれが最後となった。 KKベストセラーズ・ワニ文庫
32 1990 07 不思議な心理ゲーム1 浅野八郎 KKベストセラーズの新書・文庫部門の基幹スタッフが内紛で解雇され、青春出版社の文庫本製作を主とするプロダクションとして独立。そこでのぼくの初仕事がこれ。
このころから無署名原稿拒否の姿勢をとりはじめていたため、「編集協力」名義でぼくの名前がやっと入ることとなった。
青春出版・青春BEST文庫
33 1990 10 おもしろ心理実験室 渋谷昌三 89年の「ゆかいな心理学 無用の雑学知識」の青春BEST文庫版、というべき内容の本。 青春出版・青春BEST文庫
34 1990 12 不思議な心理ゲーム2 浅野八郎 「協力・柳澤健二」名義。 青春出版・青春BEST文庫
35 1991 06 日本語入力読本―FEPを100%活用するために (共著) 「快適な日本語環境を作るための大ワザ小ワザ」の章を執筆 翔泳社・PC PAGE19
36 1991 11 Windows3の世界 柳澤健二 自分名義での初出版。
この出版社は、のちにDOS/Vの解説本を依頼されて執筆中に破産してしまった。
啓学出版
37 1992 01 新おもしろ心理実験室 監修・渋谷昌三 双葉社の女性誌「MiL」に連載した心理テスト物の原稿を再構成して単行本化したもの。「構成」担当者として自分の名前を明記している。 青春出版社・青春BEST文庫
38 1992 07 おもしろ推理ゲーム 浅野八郎 推理パズル物の単行本を頼まれて半分ぐらい書いたところで暗礁にのりあげたものを、編集者が補筆の上、著者名義がまたも浅野八郎というかたちで刊行。「性格ゲーム」等で自分が書いたネタが流用されているのには複雑な感慨があった。 日本実業出版社
39 1993 05 DOS/Vスーパードライバーズ 小山隆史・柳澤健二共著 単行本形式のDOS/V対応"V-Text"ドライバ集。ソフトウェア本体を開発した小山氏のドキュメントをもとに、マニュアルの構成・執筆を担当した。 ソフトバンク
40 1995 08 OS/2 Warp BonusPak徹底活用ブック 海老原浩之+柳沢健二+長野由木雄+山口真也+大島紀子 OS/2 Warp V3付属のBonusPakに含まれる実用アプリ「IBM Works」等の活用法を分担執筆。あまり資料がなく、バグと戦いつつ試用しながらの執筆で、かなり期日に遅れてしまった。 翔泳社
番外 1997 01 タワードリーム 公式ガイドブック ファミ通責任編集 当該ゲーム制作スタッフとして座談会等に参加。 アスペクト
41 1997 09 パソコン教習所 柳澤健二、えびなみつる どうしたら「おじさん族」にパソコンに親しんでもらえるか......という視点に焦点をあてた入門書。ゲーム開発のスケジュールとのかねあいもあって、かなりの難産になってしまった。
2005年春、とあるサスペンスドラマに小道具としてこの本の表紙がTVに映り、びっくりしたことがある。
河出書房新社
番外 1998 ? タワードリーム2パーフェクトガイド アクセラ第1書籍部 当該ゲーム制作スタッフとして制作に協力 アクセラ
42 1999 03 バイオC1スーパーブック 力石真人・小林明彦・江戸川・柳澤健二 開発者インタビュー、「横長液晶ディスプレイの活用」「旅先でのホームページ発信に使ってみる」の3項目を担当。 ソフトバンク
番外 2000 08 パソコンそんな簡単ワザがあったのか ライフ・エキスパート編 内容チェック(監修)のかたちでちょっとだけ協力。 河出夢文庫
番外 2000 11 MF公式 天空のレストラン 最強レシピ 『天空のレストラン』制作委員会・編 ゲーム製作スタッフとして情報提供、一部執筆、座談会参加。 メディアファクトリー
43 2001 02 パソコン教習所2001 柳澤健二、えびなみつる 1997年の「パソコン教習所」の改訂版。ちょこっと直せばオッケーだろうと思ったら大間違いで(^^;、3年ちょっとでパソコン界事情がぜんぜん違っているところが多く、あちこち新たに書き起こした。時代の変遷を痛感。 河出書房新社
番外 2001 03 天空のレストランハロープロジェクトヴァージョンいい感じ!レシピブック ゲーム本体のデータを提供。 メディアファクトリー
44 2002 03 自分と相手を知る心理テスト 柳澤健二 「心理テストもの」としては初の自己名義。

売れても印税が入らない(いわゆる買取)契約のため版元から状況が伝わってこないが、コンスタントに増刷(あるいは在庫再出荷?)されているらしく、発行日が新しいものも出回っているようだ。
出版社や放送局からしばしば関連の原稿依頼や流用・転載依頼が舞い込み、そういう意味では大変反響の大きかった本。
※本人としてはこのジャンルの仕事はこれで最後というつもりで書いたのですが、依頼内容によっては対応します。
西東社
番外
1990 '89 橋本治 創刊直後の雑誌「SAPIO」の連載の単行本化。ソ連崩壊、昭和天皇崩御、バブル崩壊前夜(本の中ですでに予言されている)......といった激動の1989年の世相が橋本氏独特の視点で分析されている。
初出時、毎回氏にインタビューしては談話を2ページ分の記事に構成したもので、単行本化にあたって(氏が大幅加筆した章もあるが)かなりの部分が連載当時の文章のまま単行本化されている。
マドラ出版
? 1994 01 '89(上) 橋本治 上記の文庫版前編。 河出文庫
? 1994 01 '89(下) 橋本治 上記の文庫版後編。 河出文庫

●表題色は、ピンク=ギャグ,パロディ系 黄色=心理、性格診断系 緑=PC系。
●表題にリンクが張られている書籍は、一部、その単行本の表紙画像を自分で撮って別ウィンドウに表示するようにしたものがありますが、基本的には amazon.co.jp の該当書籍データのページを表示します。
 といっても大半は在庫切れ......。

 自分が書いた/関わった本のリストぐらいちゃんと整理しておかねば......というわけで表を作ってみたのですが、現物がどこか本棚の奥にまぎれこんで行方不明のものもあり、漏れがいくつかありそうです。同人誌は含みません。

 著者名義部分が水色のものは、その本の中に自分の名が明記されていないもの(いわゆるゴースト本)です。これらは公的には「著書」といえない性質のものですが、なにせ自分の"モノ書き"としての経歴を説明する上で、こうしたゴースト系の仕事は欠かせない分量に達しているのと、すでに大半が絶版ということもあって、あえて記録として触れています。

 本来、ライターにとって自分が関わった本の(片隅にでも)名前が残ることは「将来の仕事」につながる生命線にほかならないので、出版する側は、よほどの特殊例や本人の要望の場合を除けば「書き手に完全匿名を強要すべきではない」とぼくは考えており、現在の基本姿勢としては、必ず自分の名前を明示していただくことを条件に仕事をお引き受けしています。ご理解のほどお願いします。