1967年3月に安野屋小学校を卒業、4月に富山県立富山中部高校(富山市随一の進学校)をはさんで隣接していた富山市立芝園中学校(現存。通称・芝中)に入学。ノーベル賞の田中耕一さんの母校だが、5歳も年下だし2年までしかいなかったので当然面識はない。
このころから本格的(?)にマンガを描き始める。
当時すでに出ていた石森章太郎著「マンガ家入門」(秋田書店)の記述にしたがってまず用具を買い集めるのだが、地方都市の悲哀というか、すでにして一苦労。
総曲輪(富山市内随一の商店街)の文房具屋で「ケント紙ください」と言って、「はぁ? 見当紙? グラフ用紙のこと?」とか言われてがっかりしたり、障子紙みたいな巨大なタイプ(全紙)しかなかったり......など、紙の調達からしてハードルが高かった時期だった。
そんな中「中学1年コース」(学研)にハガキで投稿した1コマ漫画が初めて掲載される。
選者はつのだじろうサンで、「アイデアはいいけど絵がヘタだ」とのことで(^^;、わざわざ描きなおしたものが隣に添えらるという、情けなくもオイシイ載り方。
実際絵はうまくはなかったわけだけれど、ナンセンス漫画風のクールな表現、という意味では自分の作品のほうが勝ってたんじゃないかと今も思っていたりする。
中学では軟式テニス部に入るが、素振りばっかりやらされ、手の皮がむけた以外の収獲は特になかった。
※芝園中学校は、平成18年度から建替えのため旧・安野屋小学校の後者に入居した後、平成20年、もとの敷地の新築校舎に戻り、あわせて同じ敷地内に「芝園小学校」が入居するかたちになったそうです。
「初期の家庭用電子レンジ」が我が家に
たぶんこの年の暮れごろ、ぼくの母が市内の何かのイベントに参加したとき行われた抽選会で、「電子レンジ」なる最新の家電製品を当ててしまった。
一般家庭に広く普及するずっと前のタイミングとあって、普通に買えば「148000円」した製品、という記憶が頭にしみついている(記憶なので不確かですけど、まあそのぐらい)。
後日配達してきたそれは、冷蔵庫に乗るサイズぎりぎり、という感じのちょっといかつい製品で、
「タイマーをセットしてスイッチを入れると、庫内が白熱ランプで照らされ、ガーッという恐ろしげな音をててつつターンテーブルが回転、時間がくると"チン"とベルが鳴って動作が止まる」
......という、いまの電子レンジとほぼ同様の基本機能を有していたけれど、たったそれだけの機能のものにしてはなんだか筐体が重く大きくいかつくて、動作させるとなるといちいち覚悟が要るような代物ではあった。
少し調べてみると、一般家庭向けの電子レンジは、日本では1966年にシャープから発売されたのが最初(機種名R-600)とのことだが、温めが終わった際に自転車のベルのような「チン」の音が鳴るのはその翌年に出た機種からとのことなので、この製品以降があてはまる。
我が家に電子レンジが来たのは富山にいた時代だったことは確かに記憶してるので、おそらくこの1967年の暮れあたり、まさに「チン」できる初代レンジだったのではないかと思う。
実際のところはシャープの製品だったのかどうかすら記憶が定かでないけれど、調べた限りでは他社には当時、該当する機種がみあたらなさそうだ。
1967年にはじめて、電子レンジの出来上がりを音でお知らせしたのも、自転車のベルのチンという音を採用したのも、弊社ですから。つまり「チンする」の語源は弊社から(ドヤァ pic.twitter.com/NoLjmpcKJ2
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) September 24, 2014
で、この電子レンジ。肝心の使い勝手はというと......朝、牛乳を温めたり、いろいろ試してみたのだけれど、当時よくあった「縁に金線が塗ってあるカップ」を入れると、バチバチっと火花が飛んで腰を抜かしたり、卵を温めみたら爆発したり、いろいろ心臓に悪そうなことが起きがちな機械ではあった。
我が家では「たまたま当たった」ために早くから使うようになったけれど、広く一般家庭に普及するのはざっと10年ぐらいたってからだったと思う。
1967年に見た(と思われる)映画
・大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス(1967/3/15封切)
たぶん小学校6年卒業前後の春休みに鑑賞。ガメラはこの映画が初体験だったが、バリバリ人を食う描写がちょっとトラウマ。
・大巨獣ガッパ(1967/4/22封切)
正直、いろいろ「これじゃない」的不満が残った作品。
・怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967/12/16封切)
「ミニラ」の造形にはだいぶがっかりしたが、「エビラ」のリアル感が悪くなかったと思った。
・[併映]君に幸福を センチメンタル・ボーイ(1967/12/16封切)...見た記憶ゼロなので、他の作品が併映だったのかもしれない。
見てそうで見てなかった映画
・サイボーグ009 怪獣戦争
・宇宙大怪獣ギララ
当時は見たかったのだけれど、最近実地に観た限りでは「あのころ観なくてよかった」かもしれない作品。
