【注目本】昭和30年代・青森のくらしを活写した奇跡の写真集

 当サイトが通常扱うテーマからは相当離れちゃってますが、こういう本は売れてほしいし後世に残ってほしいと思うのでご紹介します。
 このところ歴史的大雪に見舞われている日本海沿岸・北海道、東北、北陸、山陰の皆様の苦労に思いをはせつつ......。

「青森 1950-1962 工藤正市写真集」(2021年みすず書房刊)
本のネットストアhontoで探す
紀伊国屋書店WEBストアで探す
Amazon.co.jpで探す
楽天ブックスで探す
 駄賃つけの番屋、ねぶた祭、女人夫......。昭和30年代の青森で、人知れず奇跡の瞬間を撮り溜めていた無名の写真家、工藤正市が残したプリントとフィルムから366点を収録。青森市街の撮影ポイントを示す地図も掲載。
 工藤正市は1929(昭和4)年青森市生まれ、2014年没(84歳)。生前は作品発表の機会もないままだったこのアマチュア写真家の膨大な写真ネガを遺族が発見、スキャンした画像をネット(Instagram)にアップしたところ世界的な反響を呼び、出版の運びとなった。